96時間

 をはつて何もこころにのこらない映畫ではあるが、觀てゐるあひだは過不足なく集中できるのだからエンタテインメントとしてむしろいさぎよいつくりなのかもしれぬ。といつてとくに出來がいいわけでもなく、ひどく出來がわるいわけでもなく、なんともいひやうのない作品ですな。