FFTA2

 「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス2」といふ、ばかげて長いタイトルのゲームをかなり前からやつてゐる。さらに「シュタゲー」まで始めてしまつたのは小生の不徳のいたすところと申すほかない。ともかく、單純作業に沒頭したかつたのであるが、氣にいらぬことがあつたので愚癡つてみる。
 アルシドの參入について。一時間くらゐしかプレイしてないのでわからないが、「FF12」の登場人物であるらしい。ヴァンとパンネロも出てくるのは「FFT」のクラウドのやうなものであらう。このキャラを仲間にするにはゲームをクリアする必要があるといふのはをかしくないか。強大なラスボスをたふすために軍団のメンバーをあつめ、そだてるのがゲームのコンセプトのはずだ。なのに仲間にするのにラスボスをたふさねばならぬとなれば本末顛倒としかいひやうがない。まあ、クリアして仲間にしましたがね。
 クラントライアル「総合上級」のロウについて。このロウが遵守不可能にちかい。解法はあるやうだが、運次第のめんだうなものである。問題はこのロウをまもるメリットがないことで、つまりは守らずにクリアしてしまへばよい。けれどここまでロウをすべてまもつてきたのに今さらここでやぶるのはねえ。氣にくはないのは、まもらなくてもいいからとメチャクチャなしばりをかけてゐることだ。それなら簡單なロウにしておけばいいではないか。ロウをやぶるくらゐならこのトライアルをスルーしておかうかとも思つたが、クランアビリティをそろへたいといふ欲望はロウを守りつづけたいといふ欲望と拮抗してゐるのでいかんともしがたい。
 いづれにしてもつまらぬこだはりである。しかしさういふこだはりがなかつたら、この手のゲームをやる意味もうすれるのではないか。