「こちら本の探偵です」(赤木かん子)

 この本にあるような調査がかなり自前でできるようになった一事だけでも、インターネットの発達は慶賀すべきことなのでありましょう。調査依頼の原文がいくつも載っているが、ほとんどわからなかった。児童文学をまったく読まないわけでもないつもりですがねえ。せいぜいナルニアと「床下の小人たち」くらいか。ケストナーの「五月三十五日」は読んだはずだが、さっぱりだめ。この原文をつかってグーグルで検索して、はたしてどれくらい正解にいたるか、ためしてみるのも一興かもしれません。