「インファナル・アフェア」(アンドリュー・ラウ)

 緻密な脚本がよろしい。緻密といっても、最後の展開にいたる部分の伏線のはりかたは弱いし、全体の構成もひねりがたりない気がするが、十二分におもしろい。ハリウッドの脚本家にこれだけのものが書けるとも思えません。続篇にも期待しましょう。