Missing Blue

 クリアした順に。これまたネタバレです。
 沙夜篇。いかにもな幼なじみキャラではあるものの、どことなくぼけっとしたところが良い。声がまたぼけぼけしてていいのです。主人公はどうしようもないヤツではあるが、幼なじみキャラを妄想する能力にだけたけていると認定してあげましょう。シナリオは可も不可もなくといった印象ではありますが、キャラの性質上ハッピーエンディングにはなりえないのがなんとも。沙夜がいい子であるだけにつらいところですね。CGを拾いそこねたようなので後でもう一度やるかも。
 瑞希篇。こういうむすっとしたキャラは好きなのだけど、主人公が思いだした本来の瑞希はそういう性格ではないようで、複雑です。シナリオは物語全体からみてもメインストーリーであろうと思われるような、人類補完計画を拒否するといったふうな話。瑞希はもともと彼女なのでこのシナリオだけはすとんと落ち着くところに落ち着く感じです。
 かりん篇。どうってことのないストーリーですが、かりんがいいのでOK。このキャラはかなり好きですな。絵的にもかなり表情やポーズに変化があって気合いがはいっている様子。沙夜と同様、うまくいきっこない話なのですが、トゥルーエンドのほかにハッピーエンドというのがあるらしく、あとで是非やってみたいと思っております。かりんでひっかかるのは(沙夜も同じなのですが)主人公が生みだした、主人公の分身であるということですね。するとかりんの物語はナルシシズムというか、マスターベーションにちかいものになってしまう……。