「ミシェル 城館の人 第二部 自然 理性 運命」(堀田善衞)

 新年早々ミシェルでスタートと相成りました。
 後半、いよいよ「エセー」が書かれだすのですが、それまではミシェルのというよりもカトリーヌ・ド・メディシスの物語って感じですな。私がもっていたカトリーヌのイメージといえば、サン・バルテルミーの虐殺=悪者という短絡きわまるものでしかなかったのですが、なかなかたいしたひとのようですね。でも、彼女の子らの行状のひどさには酌量の余地はなさそう。