「ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代」(堀田善衞)

 ミシェル・ド・モンテーニュが主人公の小説かと思ったが(そして解説にもそうあるが)評伝であった。ミシェルが「エセー」のこの文章を書くに至った背景はこんなである、といった感じの「エセー」を読むにあたっての参考書によいかも。
 ミシェルは莫大な財産をもってたんですね。隠者になるのもゼニ次第か。