「お言葉ですが…(8) 百年のことば」(高島俊男)

 面白いのはやはり言葉についてのハナシ。気になったのは2つ。
 ひとつは「憂える」を「憂う」と書いてしまう誤りについて。これは私も間違ってしまいそうだ。
 もうひとつは合併字について。同音の漢字による書きかえはなるべく避けるようにしているが、合併字は放置していた。どうあつかうのが正しいか、決めかねたし、そもそもどれが合併字なのかわからない。けれど、「余」と「餘」、「芸」と「藝」、「予」と「豫」、「台」と「臺」、「弁」と「辧」「辯」他、などは区別すべきかなあ。