「日本語文法の謎を解く ――「ある」日本語と「する」英語」(金谷武洋)

 この作者の「日本語に主語はいらない」が面白かったので、「英語にも主語はいらない」を買って読もうとしたところ、本書をいれて三部作を構成する旨が書いてあったので、では先にこちらを読むことにした次第。
 それなりに期待して読んだのだけれど、面白くないですねえ。主語うんぬんの部分はいいが、それ以降の日本語と英語の比較は思いつきの羅列といった感じ。価値ある思いつきもあるのかもしれませんが、もっときっちり実証してもらわないとね。