マンガ

瓦敬助「菜々子さん的な日常RE」

このマンガのキモはですます調のナレーションでありませう。 荒木飛呂彦もベタぬつたのか。菜々子さん的な日常RE (メガストアコミックスシリーズ No. 186)作者: 瓦敬助出版社/メーカー: コアマガジン発売日: 2008/10/18メディア: コミック購入: 3人 クリック…

けふのジャンプ

「バクマン」をはじめておもしろいと思つた。 私はもとから主人公たちよりも新妻エイジがすきだつた。主人公はマンガを立身出世の道具としてしか見てないが、新妻エイジはただただマンガがすきで描いてゐるのであるから。 それだけにこの展開は燃えますね。…

岡本倫「ノノノノ(1)」

スキーのジャンプ競技をゑがくマンガなんてさうないのだから、ここまでけれんをつかはなくてもいいのに。もつとふつうでいいんでない? でもまあおもしろい。この卷を讀んだかぎりではタイトルの意味はわからなかつた。ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス…

蒼樹うめ「ひだまりスケッチ(4)」

進級して後輩の新キャラが登場した。 これが成功したかどうか、まだ見きはめがたい。それを措けば十分におもしろい。ひだまりスケッチ (4) (まんがタイムKRコミックス)作者: 蒼樹うめ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008/12/25メディア: コミック購入: 7人 …

日本橋ヨヲコ「少女ファイト(5)」

なんかいつも「GIANT KILLING」といつしよに出るやうな。もつたいないぢやん。 「GIANT KILLING」がスポーツのドラマなら、こちらはスポーツをする人間のドラマ、みたいな。つて、無用な比較をしてしまふのも同時に発賣されるからだ。 おもしろさにスキなし…

綱本将也、ツジトモ「GIANT KILLING(9)」

表紙の達海のガッツポーズを見ただけではやくも盛りあがる。 冒頭の志村がまたいい。かういふマイペースのキャラを描くのがうまいですね。 そして赤崎つてそんなに若かつたのか。GIANT KILLING(9) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: …

けふのチャンピオン

木々津克久「ヘレンesp」の第三部が終了した。 ながくつづかないなあ。そのうちまたやつてくれるならよしとする。

海藍「トリコロ(1)」

こいつは4コマ病だ。 いつたん4コマを讀みだすと、ほかが手につかなくなる。困つたものである。 これ自體はそれなりな出來。トリコロ 1 (まんがタイムコミックス)作者: 海藍出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2003/07/28メディア: コミック購入: 3人 クリック:…

きゆづきさとこ「GA 芸術家アートデザインクラス(2)」

これも一卷を再讀して見なほしたもの。といふか、私が4コマ病にかかつてるのかもしれぬ。 新キャラ多數。でもそれがメインキャラとあまりかかはらず、いはば二元中繼のやうになつたのがかはつてゐる。また、そのなかに男子キャラがゐるにも注目。 なぜかしら…

蒼樹うめ「ひだまりスケッチ(3)」

なんだかだいつて、けつこう氣にいつたかもしれぬ。ひだまりスケッチ (3) (まんがタイムKRコミックス)作者: 蒼樹うめ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008/02/27メディア: コミック購入: 4人 クリック: 96回この商品を含むブログ (183件) を見る

都桜和「うらバン! 浦和泉高等学校吹奏楽部(1)」

そこそこおもしろい。 マンガの繪の巧拙についてはあまりやかましくいはないやうにしてゐるが、書き文字が下手で讀みづらいのは閉口する。うらバン! 浦和泉高等学校吹奏楽部 (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: 都桜和出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008…

石黒正数「それでも町は廻っている(5)」

作者のミステリ趣味がほの見える話が好き。 「学校迷宮案内」はオチこそガッカリだが、推理のプロセスはみごとであるし、「夢現小説」はミニ「匣の中の失楽」といつた風情がございます。 でも一番は「蘇る脳細胞」かな。歩鳥はほんたうに探偵になれるのかも…

ひらのあゆ「ラディカル・ホスピタル(16)」

定期的にコレが出てくれる安心感。 時節がらせちがらいネタも多うございますね。 ラストの麻生さんの初夜勤がヒット。これはいい。かういふネタももうすこしまぜてほしいなあ。ラディカル・ホスピタル 16 (まんがタイムコミックス)作者: ひらのあゆ出版社/メ…

蒼樹うめ「ひだまりスケッチ(2)」

一卷を讀んで、こりやもういいかと思つた。 のであるが、先だって風邪ひいたとき、熱つぽくつてしかも眠れないときはかういふ毒にも藥にもならぬマンガがいいのだとわかつたのである。 そして實際に讀んでみると、思つたよりおもしろい。とくに宮子の過去。…

高梨みつば「紅色HERO(1)」

まだ主人公がバレーをやつてない。のんびりしてるねえ。紅色HERO (1) (マーガレットコミックス (3643))作者: 高梨みつば出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/06/25メディア: コミック クリック: 4回この商品を含むブログ (18件) を見る

ぢたま某「Kiss×sis(3)」

三卷までつづけるやうな話ではなかつた、といふところですか。Kiss×sis(3) (KCデラックス ヤングマガジン)作者: ぢたま某出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/22メディア: コミック購入: 10人 クリック: 38回この商品を含むブログ (53件) を見る

けふのチャンピオン

根本尚「現代怪奇絵巻」が終了。私には何がいいのだかさつぱりわからないのだが、卷末のコメントを讀むとマンガ家たちはけつこう評價してるやうなんだよね。 それよりも「ヘレンesp」が再開したことがよろこばしい。これで「釣り屋ナガレ」も復活すればチャ…

石川雅之「もやしもん(7)」

醤油と味噌篇であるが、どうもマンガとしてきちんと成立してゐるとはいひがたい。 ただ説明の文章がダラダラつづいてるだけぢやん。 マンガならマンガなりの説明が工夫されてしかるべきである、と思ふ。もやしもん(7) (イブニングKC)作者: 石川雅之出版社/メ…

けふのサンデー

先週、惜しい作品がどうのかうのと書いたら、早速「GOLDEN★AGE」を切りをつた。 いまのサンデーで三本指、すくなくとも五本には入る作品ではないか。ムチャするなあ。これはWEBを追ひかけるしかなくなつた。

けふのジャンプ

新連載の藤巻忠俊「黒子のバスケ」は第一回としてはおもしろい。 ただ、これだけのネタでひつぱつてゆけるとも思へない。お手竝を拜見しよう。 サッカーものが先週はじまつたし、ジャンプもすこしはスポーツマンガを充實させようとしてるやうでよろこばしい。

すか「ひろなex.(1)」

ex.はexplorersの略らしい。 わらひをもたらさうとするフィクションにはおろかな人物がしばしば登場する。でも、このマンガの主人公の莫迦さはどうも氣にいらない。 香川登志緒(いや澤田隆治だつたか?)が定義したといふボケとツッコミなることばを、私は…

けふのサンデー

麻生羽呂「呪法解禁!! ハイド&クローサー」が第一部完。そしてつづきはWEBでやるさうだ。 今後はかういふのがふえるんだらうか。惜しい作品が打ち切られることもすくなくないから、救済策ができるのはいいことかも。 ま、このマンガが救済されねばならぬ理…

ざら「ふおんコネクト!(2)」

先日しるした「らき☆すた」の凡庸さとは對極にあるマンガ。 と思つたが、あるいはさうでもないか。ネタ自體がさう複雜なわけではなく、料理のしかたが凝りすぎてるのかもしれぬ。 作者もそのあたりを氣にしてるやうだ。でも、それよりも問題なのはキャラの描…

末次由紀「ちはやふる(1)」

マガジンの「もうしま」でとりあげられたので讀んでみようと思つたやつ。 私には少女マンガの情報アンテナがないのでどうしても場あたり的な讀みかたになる。それに消費量が絶對的にすくない。どんなものでも質は量が保證するものですから、必然的に少女マン…

松枝名俊「史上最強の弟子ケンイチ(31)」

やはりしぐれどんが出るとおもしろい。もつと武器をおしへる展開にしてほしいのだが、ケンイチではむりか。 ここにきてはじめて香坂師匠と呼んだのかな。アパチャイはまだだつけ?史上最強の弟子ケンイチ 31 (少年サンデーコミックス)作者: 松江名俊出版社/…

美水かがみ「らき☆すた(6)」

一卷から五卷まで讀んでおもしろいと思はなかつたのになぜまた買ふのか、自分でもわからぬ。 といふのはウソでわかつてゐる。やる夫スレのヒロインとして活躍してるのを見て、なんだか讀みたくなつたのだ。最近なら「やる夫が殺人事件に挑むようです 」とか…

河合克敏「とめはねっ!(四)」

わたくしは加茂ちやんが好きなのであり、加茂ちやんが表紙をかざつたことをことほぐものである。 わたくしはまた、このマンガが好きなのであり、ヤンサンと共倒れにならなかつたことをよろこぶものである。 篆書字典ほしいなあ。とめはねっ! 4―鈴里高校書道…

西条真二「鉄鍋のジャン!R 頂上作戦」

少年チャンピオン52號で終了。 唐突にをはつた。けつこうおもしろいと思ふのだけれど。 私がこのマンガで氣にいつてるのは、主人公はまつたく勝つだめだけに料理するところである。どうせ料理バトルするんなら、おためごかしやきれいごとはいらぬ。 それはさ…

綱本将也、ツジトモ「GIANT KILLING(8)」

うむ、おもしろい。 赤崎のゴールにはしびれました。 スポーツマンガには監督が主人公の作品がすくなすぎるのではないか?GIANT KILLING(8) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/21メディア: コミック購入: 2人 …

鈴木信也「バリハケン」

つまらない。 でも前作だつてつまらなかつたのであり、そこに失望はない。 ただ主人公の二重生活の眞實味の無さはいただけない。眞實味といふことばもちがふかなあ。リアリティもだめか。とにかくうすつぺらでテキトーにつくつてる感じ。 前作はすくなくとも…