2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

歓楽英雄(下) 盛りあがりに缺けた卷なり。最終盤、主人公がほとんど動かないのはいただけない。 ともあれ、もつと翻譯されていいと思ふのですがね。未譯はたくさんあるやうだ。それとも金庸がすべて譯出されたことが奇蹟なのか。まあ、「辺城浪子」も「陸…

アオイホノオ(4) アオイホノオ(4) (ゲッサン少年サンデーコミックス) 作者: 島本和彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/09/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

百錬の覇王と聖約の戦乙女 なかなかおもしろい。ありふれたアイディアであるが、效果的に使はれてゐる。 ライトノヴェルの長いタイトルに抵抗はない。古來、小説にむやみに長い題はつけられてきた。でも同じやうな書名ばかりなのには閉口する。どれがどれだ…

人は見た目が100パーセント(2) 「結婚のすべてはプロデューサー巻きにかかっている」、名言だねエ。 人は見た目が100パーセント(2) 作者: 大久保ヒロミ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/03/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

歓楽英雄(上) 古龍は語りすぎる。ほのめかすだけでいいこと、讀者が察すればいいことまで説明してしまふ。そのために押しつけがましく感じるし、くどくて不粹にも感じることになる。 あ、でも「マーベラス・ツインズ」のつづきは讀みたいです。 歓楽英雄〈…

図書館の魔女(下) 前卷においてもフランス語が頻出し、ギリシア語やラテン語とおぼしきことばも現れることには氣づいてゐた。だがソロモンやプトレマイオスの名が出ておどろいた。これは異世界ではないのか? あわてて地圖を見る。やはりこんなところない…

地獄への逆襲 「地獄への道」の正式な續篇で、前作のラスト近くのシーンからはじまる。ジェシーは死んでゐるのでヘンリー・フォンダ演じるフランクが主人公となる。後半裁判映畫になるとは思はなかつた。 しかしフリッツ・ラングに續篇映畫を撮らせるかねえ…

謹訳 源氏物語 二 マザコンでロリコンで老婆にまで手をだし、しぶる女と無理に關係をもつた翌朝の光に見た女の鼻の大きさに心底がつかりするゲス野郎。 浮氣あひての女の詛ひのために正妻が死んでしまつたゲス野郎。 謹訳 源氏物語 二 作者: 林望 出版社/メ…

王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~(9) 「とっつき難い」は「とっつきにくい」ではなからうか。それとも、とつつきがたいなんていひかたもあるのかしらん。聞いたことないけれど。 王様の仕立て屋 9 〜サルトリア・ナポレターナ〜 (ヤングジャン…

地獄への道 ヘンリー・フォンダとランドルフ・スコットを脇に配した豪華なキャスティング。タイロン・パワーの映畫をあまり觀てないが、それほどの大スターだつたのでせうかね。うらみから列車強盗をするのはわかるけど、そこから銀行強盗へと堕してゆくプロ…

アオイホノオ(3) アオイホノオ(3) (ゲッサン少年サンデーコミックス) 作者: 島本和彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/09/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 図書館の魔女(上) 図書館の魔女(上) 作者: 高田大介 出版社/メーカ…

恋のウニフラ(2) これは打ち切られたのか? 恋のウニフラ(2) 作者: 江本晴 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/02/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

グランド・ブダペスト・ホテル おもしろい。かういふのに作品賞をあたへないからアカデミー賞は、などと「バードマン」も觀ずに思つてしまふのだつた。クセのある役者があちこちにちらばめられてゐるのもたのしい。 ツヴァイクの小説にインスパイアされたと…

ミッドナイト・エクスプレス たかが痲藥密輸犯が慈悲がどうのかうの、よその國民がみな豚だのとぬかすのは笑止である。と思つたら脚本がオリヴァー・ストーンだつた。なんだか納得。 ミッドナイト・エクスプレス [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャー…

エンド・オブ・ホワイトハウス 原題を“Olympus Has Fallen”といふ。なんでこんなカタカナ語の譯題をつけた。 「ダイハード」のエピゴーネンのなかではマシなはうかもしれぬ。 が、主人公が孤獨にたたかふことになるプロセスが雜である。 そして大統領はじめ…

タケヲちゃん物怪録(7) みごとな大團圓。みなでなごやかに笑ふシーンがとても多いのがこのまんぐわの一番の長所だと思ふ。 タケヲちゃん物怪録 7 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) 作者: とよ田みのる 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/11…

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)

もとよりフェデリコ二世は好きだが、ヘンなひととして好きだつた。ところが塩野氏はもつぱらすぐれた政治家として描くのでどうも違和をぬぐへぬ。だれか時代小説的にフェデリコを書いてくれないものか。 皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下 作者: 塩野七生 出…

チャンネルはそのまま! HHTV北海道★テレビ(6)

チャンネルはそのまま!(6) (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: 佐々木倫子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/07/30メディア: コミックこの商品を含むブログ (29件) を見る

八潮と三雲(1)

更新しないデメリットが大きすぎて逃げまはる理由が納得できない。八潮と三雲 第1巻 (花とゆめCOMICS)作者: 草川為出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/06/04メディア: コミック クリック: 12回この商品を含むブログ (19件) を見る

ラエティティア覇竜戦記

これはなかなかおもしろい。ただネタをかなり割つた次卷以降がどうなるか。ラエティティア覇竜戦記 (HJ文庫)作者: すえばしけん出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2014/08/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る