2004-02-02から1日間の記事一覧

「新版 指輪物語9 王の帰還(下)」(J・R・R・トールキン)

渇きと疲労と絶望の旅路。とりわけ渇きはひどく、読んでいるだけでこちらものどが渇くようだ。這ってでも前進するホビットたちの悲壮な義務感はいったいどこから来るものなのか。 今回読んで印象的だったのは、絶望的な状況になると発揮されるホビットたちの…