オブラ・ディン号の帰還
 おもしろかつた。が、なかなかむつかしい。
 あてずつぽうを封印してはじめた。このロシア人は一方がAでもう片方はBだから、ためしに適當にあてはめてはづれなら逆があたりだみたいなやつね。明確な証據があるときのみ解答していつたわけだ。
 しかしそれなしでは進まなくなるどころか、終盤はもうマスターマインドよろしく確定1に不確定の組みあはせ2なんて感じになつた。それはそれでパズルとしておもしろかつたが。
 ズンギ・サーティと船醫の運命がわかつたときはアッとおどろかされた。

夏期限定トロピカルパフェ事件
 一讀して氣分を害し、これはアンチミステリなのではないかと思つた。
 アンチミステリの明確な定義など知らぬが、推理して事件を解決することに否定的なミステリくらゐの意味で使つてをる。アンチミステリのたちがわるいのは、ミステリの皮をかぶつてゐるところだ。ひとはミステリをたのしむつもりでアンチミステリを讀んでしまふ。そしてミステリをたのしまんとするオマエはばかだとののしられる。なんて底意地のわるいたくらみだらうか。
 この小説の場合、タイトルがまたたわいのない物語であると見せかける。二重のだましうちである。

 

 

 アークナイツ、OD-EX-8が強襲でもないのにクリアできないのでカンニングする。
 爆彈を高臺に置けるなんて考へもしなかつた。思ひこみは怖ろしうございますな。
 ぶじに強襲までクリアしたあと、クリフハートでレッドラベルを谷底に引きずりおとしてゐる動畫をみてまた悶絶。