時の車輪 竜王戴冠6 ケーリエン攻防戦
 「十二国記」を讀んだばかりだからか、“時の車輪”とは何なのかと考へた。時の流れ、あるいは運命の單なる比喩なのか。またはなんらかの實體があるのか。小説のなかにヒントはなく、考へる餘地はほぼない。この世界が魅力を缺くのはそのせゐもある。
 マットの戰鬪指揮はおもしろい。