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 中盤まではたるいが、そこからぐんぐんおもしろくなる。そこまでが必要な前置きだつたのかどうかよくわからぬ。
 眞相はさほどのものでもない。犯人の動機がうすつぺらいからか。でもそこにたどりつくまでの謎の魅力があるので滿足できた。
 作者も犯人もバタフライ效果への配慮がたりないと感じる。だがどこまで考慮すれば十分といへるかわからないし、本性的にわかりえないことだらうからしかたないのか。

 

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