脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち
 「カチアートを追跡して」を思ひだした。いや何も關係ないのだけれど、シベリアの收容所から脱走してインドへなんて荒唐無稽で小説的ではないですか。
 とはいへ、なにも用意もなしにゴビ沙漠を突つ切つてゆくことはないだらう。おまけにヒマラヤを越えてゆくのは正氣ではない。全員が無事にたどりついたなら壯擧としてもいいが、犠牲者も出てるわけでね。
 モンゴルやチベットの人びとがよそ者にこのうへなく親切なのが印象的。

 

脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち

脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち

 

 
魔法陣グルグル2(10)
 渾沌としてきたな。