特捜部Q 檻の中の女
 たいへんおもしろい。もつと陰鬱な話かと思つてゐたが(北歐に對する偏見か?)、きちんとエンタテインメントしてる。鬱屈した主人公もミョーな相棒も魅力的である。まあ、犯人はかなり早いころにわかつてしまつたが。
 檻のシーンは讀むのがつらかつた。あそこまで克明に描寫しなくても、と思つてしまふ。
 で、“Q”つて何だい?

 

特捜部Q ―檻の中の女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1848)

特捜部Q ―檻の中の女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1848)