ゴミと罰
 シロウトが他人の秘密を探ることへの生理的な反撥がつよい。小説としては容疑者の描きわけがうまくないのが難。誰があやしいとも眞犯人が意外だとも思はれなかつた。

 

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

 

 
ジョニー・オクロック
 ロバート・ロッセン脚本監督の犯罪映畫。刑事にリー・J・コッブといふ配役がうまい。信用していいのかどうかわからないのである。話のけりのつけかたも氣持よい。