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時間は実在するか
 たいへんおもしろい。おもしろいが讀んでゆくうちに實在するとはどんなことなのか、わからなくなつてくる。英語のBE動詞に對應する概念であるならば日本語話者が氣にする必要もないのではないのか。マクタガートの時間觀にキリスト教的な考へが見えかくれするならなほさらである。
 もうひとつ、物理學でいふ四次元の時空連続體などの概念とどう整合をとれるのか、あるいはなんの關係もないのか。これまたひつかかる。
 五章の第四の形而上學的立場はややこしくてわからぬ。「切り離すというつながり」だの「無関係という関係でさえない無関係」だのといつたことばに、ほんたうに意味があるのだらうか。

 

時間は実在するか (講談社現代新書)

時間は実在するか (講談社現代新書)

 

 
筐底のエルピス―絶滅前線―
 エピローグだけラノベ調になつたのでとまどふ。

 

筺底のエルピス ?絶滅前線? (ガガガ文庫)

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