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ナインスゲート
ポランスキーははじめてかな。むかし「フランティック」を觀たかもしれない。退屈はしないが、それだけである。バルカンが何をかんがへてコルソを雇つたのかわからぬ。ヒロイン(?)の體技が拙いのはいただけません。
「呪のデュマ倶楽部」は未讀だが持つてゐる。「フランドルの呪画」のはうは讀んだのだが。
NHK衞星放送の「ミス・マープル」を家人がよく見てゐる。それをよこから眺めたりするのだが、ほとんどミス・マープルものが原作でない。非シリーズ作品だつたり、トミーとタペンスものにミス・マープルがしやしやりでたりしてゐる。なんでだらう?
「黄色い部屋はいかに改装されたか?」をたらたら讀んでたら、剽窃についての文章があつた。ミステリ作家に匿名の手紙がよくおくられてくるのださうだ。これこれの作品はクリスティの盗作だらうと糾弾する内容なのだと。昔も今もそんなものだなあと思ひました。