「はじめての言語学」(黒田龍之助)

 先だって読んだ「お言葉ですが…」でこの本に言及してあったので読んでみました。
 啓蒙書としてそれなりの内容ではないかと思うのだけれど、どうも気にくわない。私の考えでは啓蒙書というのはエンタテインメントに準ずるものであり、読者はお客であり、お客さまは神さまである。なのに文章がなんというか、エラそうで不快だ。けっこう論理的にも粗漏(に見える)で、いくつかつっこみたくなる箇所もありました。