「鹿鼎記(3) 五台山の邂逅」(金庸)

 こりゃ面白い。巻を措く能わずってやつですな。
 主人公はまるきり強くないから、機転と舌先三寸でピンチをきりぬけてゆく。そこがよろしい。この主人公は武術をおさめる気がないように思えるが、このまま強くならないとするとそれも異例でありますね。