「新版 指輪物語8 王の帰還(上)」(J・R・R・トールキン)

 再読というか、四読か五読目のはず。といっても前回読んだのはずいぶん昔のことで、もう読むことはないと思っていたのです。が、「終わらざりし物語」を読んだらまたまた読みたくなったという次第。ちなみに新版を読むのははじめてであります。
 「終わらざりし物語」で興味深かったもののひとつがドルーアダン(本書の表記ではドルアダン)だったのですが、これがどうも記憶に残っていなかった。でも、けっこう出番あるのね。
 そもそもこんなにも戦争物語してるとは思わなかった。防衛戦のストーリーはとても面白く読めたが、これだけでも映画2本分の分量はありそう。これに下巻の分を加えて1本の映画にできるものだろうか。