マンガ

諸星大二郎「西遊妖猿伝 大唐篇(5)」

金庸の小説を讀んだりしてもわかるが、中國ではおなじ世代の弟子には名に共通の一字をつかふものらしいのですね。三藏の弟子も悟空、悟能、悟淨と「悟」の字がみなついてゐる。もつとも、悟空はその師匠の須菩提がつけた名であり、悟能、悟淨は觀世音がつけ…

三上小又「ゆゆ式(1)」

マンガとしてはそれなりであるが、檢索だいすきな小生としてはああいふ部活はしてみたいと思ふものであります。ゆゆ式 (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: 三上小又出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2009/03/26メディア: コミック購入: 5人 クリック: 62回…

伊藤潤二「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」

日本で一番ネコがうまいのは佐々木倫子だと思つてゐるが、伊藤潤二も上手だなあ。ネコがケージから首をヌッとのばすところとか、不氣味なまでに口をひらいてアクビをするところとか、キャットタワーのてつぺんから睥睨してるところとか。 そしてなにより私が…

紫堂恭子「癒しの葉(2)」

「影の民」のデザインと、アジンがいい。癒しの葉 2 (ホーム社漫画文庫) (HMB S 4-8)作者: 紫堂恭子出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2009/02/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る

諸星大二郎「西遊妖猿伝 大唐篇(4)」

オリジナルの盤糸嶺の話をよくおぼえてをらぬが、こんな悲慘な話ではなかつたよね。 三藏は三藏で悟空よりさきに悟能にあつてしまふし。西遊妖猿伝 大唐篇(4) (KCデラックス モーニング)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/02/23メディア:…

田川ちょこ「ひかるファンファーレ(1)」

なにやら既視感めいたものがあるなと思へば「うらバン!」でもチビつこい娘がチューバをやつてをりました。そこで知らずしらず比較してみるに、こちらのはうが音樂やつてるシーンが多い、氣がする。 黒田くんも「放課後ウィンド・オーケストラ」の、なんてい…

諸星大二郎「西遊妖猿伝 大唐篇(3)」

ここから讀んだことのない部分にはひる。 傳奇的手法がさえる。玄武門の變やら悟空と尉遅敬徳との對決やら。 そこに原作に對する“傳奇”がくははる。「封神演義」でも活躍したナタ太子がサイコ野郎だつたり、六耳といへばニセ悟空だ。それに紅孩兒はたしか牛…

紫堂恭子「癒しの葉(1)」

ちよつとまへに「バカのための読書術」なる書物を讀みまして、そこで「辺境警備」が推薦されてをりまして、さういへば紫堂恭子のマンガをずつと讀んでないなあと思ひましたところですね、この文庫版が出たものですから、わたりに船とばかりにとびついた次第…

金月龍之介、KOJINO「ぷりぞな6(1)」

「ナンバー1はだれだ」「わたしがナンバー2だ」てんで、なんだか「プリズナーNO.6」が觀たくなつてしまつた。しらべるとDVDがあるな……ほしい。 こちらはといふとナンバー1はハナから登場してをりまして、ナンバー4がゐなかつたりするわけですが、なかなかお…

諸星大二郎「西遊妖猿伝 大唐篇(2)」

うーむ、以前の私はかなり讀みすすめてゐたやうだ。この卷の内容もすでに讀んだことがある、やうな氣がする。 西天取經の旅にでるまへに金角銀角をだしてしまふとは大膽ですね。西遊妖猿伝 大唐篇(2) (KCデラックス モーニング)作者: 諸星大二郎出版社/メー…

けふのチャンピオン

マツリセイシロウ「マイティハート」が終了。終盤のバッドシリアスリーな調子はいただけない。「ムラマサ」はかうならないやうにね。

黒咲練導「放課後プレイ」

繪はうまいとはとてもいへないのだが、ゲーム好きの彼女のはづかしがる表情や發情したやうな樣子がとてもよろしい。放課後プレイ (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)作者: 黒咲練導出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/01メデ…

かきふらい「けいおん!(2)」

まあ、こんなものか。もちつと演奏シーンをふやしてほしいが。けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)作者: かきふらい出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2009/02/26メディア: コミック購入: 26人 クリック: 102回この商品を含むブログ (228件) を見る

けふのジャンプ

川口幸範「フープメン」が開始。せつかくのサッカーものををはらせて、二つ目のバスケものをはじめるとはトチ狂つたか。第一話もなにやら「スラダン」を想起させて藝のない。 と思つてゐたら、主人公は日本語のできない轉校生のための通譯ときた(プレイもす…

諸星大二郎「西遊妖猿伝 大唐篇(1)」

ずつとむかしこのマンガを途中まで讀んで挫折したことがある。さがせば双葉社版のコミックスが何册かみつかるはずだ。 どうしてつづかなかつたのか。思ふに、私が期待するほどファンタスティックな部分がなく、悟空が無力で、ディケンズの主人公のやうになが…

篠房六郎「百舌谷さん逆上する(1)」

單なるコメディかと思へば意外にヘヴィである。イヤをかしいところは單純に、あるひは複雑にをかしいのですが。 むかし「エヴァンゲリオン」がはやつてゐたころ、アレをなんと申しますか文學的體驗のやうにとらへるむきがあつて違和を感じたものだつたが、疎…

けふのマガジン

西山優里子「純情カレンな俺達だ!」が終了。主人公がはじめからうまいスポーツマンガはむつかしい。

松枝名俊「史上最強の弟子ケンイチ(32)」

しぐれどんがカッコいい。 それはともかく、岬越寺がガイダルとやるとなると、逆鬼はあの空手家(名前失念)と、アパチャイはコーキンの師匠とたたかふのだらう。では馬としぐれどんの對手はだれなのか。一影は長老がたふすのか?史上最強の弟子ケンイチ 32 …

柴田ヨクサル「ハチワンダイバー(10)」

コーヒー牛乳が血管を流れていく。ハチワンダイバー 10 (ヤングジャンプコミックス)作者: 柴田ヨクサル出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/02/19メディア: コミック購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (73件) を見る

けふのマガジン

短期連載の名島啓二「波打際のむろみさん」が終了。「ちきゅう観測隊」のが好きだけれど、こちらでもいいのでちやんと連載してください。でも、今週の話はどうもアレですね。

宇佐悠一郎「放課後ウィンド・オーケストラ(2)」

このマンガのテーマはたくさん出てくる人物の交通整理と、キャラの描きわけと見た。放課後ウインド・オーケストラ 2 (ジャンプコミックス)作者: 宇佐悠一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/05メディア: コミック購入: 2人 クリック: 11回この商品を…

けふのジャンプ

加地君也「マイスター」が終了。なにもこれが傑作であるとは申しませんが、をはらすの早いでせう。スポーツマンガが稀少なのにもつたいない。

宇佐悠一郎「放課後ウィンド・オーケストラ(1)」

ここのところ「うらバン!」、「けいおん!」と音楽ものを讀んでゐるが、これもその一環。 さすがに4コマより本格的である。なかなかおもしろい。放課後ウインド・オーケストラ 1 (ジャンプコミックス)作者: 宇佐悠一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/…

佐野妙「森田さんは無口(1)」

無口だけど愛されるひと。森田さんは無口 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)作者: 佐野妙出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2008/12/27メディア: コミック購入: 10人 クリック: 58回この商品を含むブログ (62件) を見る

けふのジャンプ

内水融「アスクレピオス」がをはつた。醫者ものをやるならバトルなんていらんでせうに。 「バクマン」でジャンプの編輯体制批判。

岡本倫「ノノノノ(2)」

タイトルの意味はわかつた。 石渡治の「LOVe」を思ひだすが、アレにしてもコレにしても女の子が男裝することによる、ストーリーをおもしろくする意味でのメリットがあるのだらうか。 あとは問題のある上級生がでてくるだけ。ノノノノ 2 (ヤングジャンプコミ…

佐々木倫子「チャンネルはそのまま!(1)」

佐々木倫子は美人姉妹シリーズや忘却シリーズ(正式なシリーズ名があるのかな)が好きなので、道具立てをおほがかりにしないで小品を描いてほしい。 ま、これはこれで讀めはする。チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作…

美内すずえ「ガラスの仮面(43)」

42卷の内容などわすれたし、といつて讀みかへす氣にもならぬ。 そもそも、この作品が完結するとも思ふつてない。完結させるなら、「ふたりの王女」のあたりでやつとかないとね。 まあ、出たら出たで讀むのでだらだらつづければよいかと。ガラスの仮面 43 ふ…

久世番子「暴れん坊本屋さん(1)」

書物を愛好するもののはしくれとして、私も本屋に對するあこがれをいだきつづけてきたが(正確には新刊書店でなく古本屋)、實態はかなりタイヘンなものですね。 何箇所かふきだした。暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)作者: 久世番子…

かきふらい「けいおん!(1)」

そこそこおもしろいが、まだ二卷も出てないのにアニメ化とはねえ。けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: かきふらい出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008/04/26メディア: コミック購入: 37人 クリック: 329回この商品を含むブログ (358件) を見る