ワールドトリガー(1)
 私は「賢い犬リリエンタール」がかなり好きだつたので、この連載がはじまつたときガッカリしたわけです。この作家にまでバトルものを描かせるのか、と。だもんできちんと讀んでこなかつたのだけれど、そろそろコミックスが何册かまとめて讀んで再評價してみたい。

 

 

中世哲学への招待 「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために
 現代と中世、日本と西洋の考へかたの違ひを明確にしめしてたいへんおもしろい。自由や權利についてはべつに一册の本を書いてもらひたいほど。

 

中世哲学への招待 (平凡社新書)

中世哲学への招待 (平凡社新書)

 

 

愛と哀しみのボレロ
 ラヴェルで踊りまくるだけの映畫かと思つてゐたらちやんとストーリーがあつた。
 ながい時間がすぎるうへに人物がやたらと多いのに、一人二役とかやられると困る。把握しきれません。

 

愛と哀しみのボレロ [DVD]

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密室の如き籠るもの
 密室は「ひめむろ」と讀む。鯨統一郎金閣寺に密室」では「ひそかむろ」と讀ませてゐたと記憶する。いやどうだつていいんですが。
 讀むまで知らなかつたが短篇集であつた。表題作が氣にいつた。被害者がなんとも魅力的なので。さういふ理由でミステリを好きになることもあるのだな。

 

密室の如き籠るもの (講談社文庫)

密室の如き籠るもの (講談社文庫)

 

 

ホンドー
 ギリシア悲劇みたいなシチュエーションなのに強引にハッピーエンディングにもつてゆく通俗性がすごい。

 

ホンドー [DVD]

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