時の車輪 聖竜戦記4 大いなる勝負
 第二部の原題"THE GREAT HUNT"といふのが「大いなる勝負」なのかな。だとすると随分あつかひがテキトーではないか。けつきよく何の勝負なのかも、だれが勝つたのかもわからずじまひで。邦題の「聖竜戦記」はさらに意味がわからないが。
 これまではふつておいた主人公に無理に力をつかはせたあげく、いますぐ力の制禦を學べとぬかす異能者はアホなのか?

 

聖竜戦記〈4〉大いなる勝負―「時の車輪」シリーズ (ハヤカワ文庫FT)

聖竜戦記〈4〉大いなる勝負―「時の車輪」シリーズ (ハヤカワ文庫FT)

 

 

 FGO、第二部第三章をやうやくクリア。
 前二章よりも興味ぶかい世界設定。ナポレオンに代はる牽引役はゐないが、始皇帝はおもしろい人物である。もつとも驚かされたのは韓信だけど。かれはサーヴァントにならないのだらうか。
 戰鬪面では項籍に苦勞させられた。アガルタのメガロス戰以來、フォーリナーを渇望してゐるのだがいまだ得られてない。
 とまれ、ここではじめて最新ストーリーに追ひついた。

アラビアン・ナイト(13)
 十二卷まで讀んでながらく放置してゐたが、再開してみるとどの話もおもしろい。自分がどうして投げだしたのか理解できぬ。ま、ガリーブの話はたしかに長すぎるし、おなじことの繰りかへしが多いけれども。
 興味をひいた點をいくつか。


・三人兄弟の紹介、「そのひとりはサーリムと呼ばれ、末の弟はジャウダル、中の弟がサリームと」つて、なぜ長男、三男、次男の順? 主人公が次男といふわけでもない
・砂の椅子をつくつて占う 椅子?
・「乳の乾あがった牝ラクダみたいに寝そべっている」 おもしろい比喩
ムスリムの敵の偶像崇拜者たちが信仰の対象を「偶像さま」と呼んでる
・「火と光と影と熱風の誠にかけて誓う」
・「時代の騎士」 すぐれた戰士をたたへて

ほかにもあつたが忘れた。

 

アラビアンナイト 13 (東洋文庫)

アラビアンナイト 13 (東洋文庫)

 

 

盗聴作戦
 なにがしたいのかわからん。肝腎の盗聽がろくに意味をもつてない。

 

 

眼球堂の殺人 The Book
 眞相はさほどでもないが、謎と雰囲氣は魅力的でわくわくしながら讀んだ。かういふ人工的なシチュエーションのミステリがいちばん好きなのだなと、あらためて氣づかされた次第。
 しかし鶏を割くために牛刀どころか核ミサイルをつかふやうな事件だねえ。あと、ボヤイ・ヤーノシュはボヤイが姓ですよ。ハンガリー人なのでファミリーネームが先にくる。

 

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)

 

 

時の車輪 聖竜戦記3 異能者の都
 ナイニーヴはこの小説でもつとも興味ぶかい人物かもしれぬ。ふつう(といふのが何なのかわからんが)エグウェーンが異能者の才能を多くもつでせう。なぜナイニーヴなのか。彼女の物語における役割がよくわからない。そこがおもしろい。

 

聖竜戦記〈3〉異能者の都―「時の車輪」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)

聖竜戦記〈3〉異能者の都―「時の車輪」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)

 

 

ジーサンズ はじめての強盗
 ややテンポがわるいがたのしいコメディ。
 ストーリーはもうひとひねりあるはうがいいかとも思ふが、それをやらないところが上品ともいへるか。

 

 

時の車輪 聖竜戦記2 異世界への扉
 なぜ主人公だけファーストネームで呼ばれないのだらうか。

 

聖竜戦記〈2〉異世界への扉―「時の車輪」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)

聖竜戦記〈2〉異世界への扉―「時の車輪」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)